料金の仕組みはすでに変わり始めている
AIを業務に入れたいがこの先料金が上がるのか下がるのかわからない。わからないうちは様子を見ておこうか。そう迷う方は多いと思います。
料金の仕組みは実際に変わり始めています。プログラミングを支援するAIでも定額から使った量に応じた課金へ移るサービスが出ています。AIに作業を任せて自分で進めさせる使い方ではふつうのチャットより何倍も多くのトークンが要るともいわれます。定額だからと気にせず使っていた量もこれからはそのまま請求額に反映されるようになりつつあります。
値段は一方向には動かない
一方で安くなっている面もあります。同じ水準の能力を使う値段は短い期間で大幅に下がってきました。ただし最先端のAIは別です。日常の作業をこなす安いAIは値下げ競争で安くなり続けます。反対に最先端のAIの値段はむしろ上がるという見方もあります。
つまり「AIは高くなる」とも「安くなる」とも一言では言えません。どの仕事にどの水準のAIを使うかで払う額は大きく変わります。NSYでは料金の予想に合わせて計画を立てるより、どちらに動いても組み替えられる形にしておくことをおすすめしています。
業務を1つのAIだけに頼る形にしない
組み替えられる形にするには業務の手順を特定のAIサービスの操作に合わせてつくり込みすぎないようにします。アプリの中で使うAIを1つに決め打ちしておくと、安いAIへ切り替えられず払いすぎの原因になりがちです。
業務の側では次のように分けておきます。
- 仕事ごとに必要な水準を書き出す(定型の下書きと難しい判断を同じAIにしない)
- AIに渡す指示と資料を手順書として残し、別のサービスでも同じことができるようにする
- 最先端のAIは必要な工程だけに使い、日常の作業は安いAIで回す
こうしておけば料金が上がったサービスから乗り換えるときも業務は止まりません。
利用量と得られた成果を社内で記録する
あわせて使った量と得られた成果を自分たちで記録しておきます。記録があれば料金が変わったときも続けるか・別のAIに移るか・人に戻すかを数字で決められます。
安くなっても安心はできません。値段が下がるとこれまで手を付けなかった仕事にもAIを使うようになり、支出の合計はかえって増えることがあります。使う量が増えたときに成果も見合っているかは測っていなければわかりません。
NSYでは測る対象として何度も繰り返し発生し、成果を確かめやすい業務を1つ選ぶことをおすすめしています。AIが安くなっても何に使うかの判断と結果を確かめる基準は安くなりません。料金がどう変わってもその2つを持っている会社は使い方を選び直せます。
NSYにご相談いただく場合はまず対象の業務ごとに必要なAIの水準と測る項目を一緒に決めます。そのうえで料金が変わっても組み替えられる形で導入を進め、運用の中で見直していきます。



